HyperWorks® 13.0 Student Edition –
概要およびリリースノート

HyperWorks は、迅速な設計検証および意思決定のための包括的なシミュレーションプラットフォームです。HyperWorks は、あらゆるシミュレーションプロセス(モデリング、解析、最適化、可視化、レポート、共同シミュレーション管理)のためのクラス最高レベルのツールを密に統合した製品群を提供します。

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HyperWorks 13.0 Student Edition は、軽量設計、複合材の構造解析、効率的なモデリングとメッシング、複合領域の解析、構造最適化、および設計の検証などの領域で多くの新機能を提供します。

Student Edition 製品群には次のアプリケーションが含まれます: HyperMesh®、HyperCrash®、OptiStruct®、RADIOSS®、HyperView®、HyperView Player®、HyperStudy®、HyperGraph®、MotionView®、MotionSolve®、MediaView™、TextView™、TableView™、Process Manager™、HyperMath®、solidThinking Evolve®、solidThinking Inspire®、
AcuSolve®、AcuConsole®

HyperWorks® 13.0 Student Edition では、これらすべてのアプリケーションを個人のデスクトップまたはノートPC で使用できます。

HyperWorks 13.0 Student Edition は、モデリングと可視化のための統合されたユーザー環境であるHyperWorks Desktop をベースにしています。有限要素やマルチボディダイナミクスのシミュレーションのプリ/ ポストプロセスだけでなく、シミュレーションデータおよび試験データの管理と可視化にも使用できます。HyperWorks Desktop を通じて利用できるアプリケーションは、相互に連携させることが可能です。たとえば、HyperMesh とHyperView 間でビュー(回転、パン、ズーム)を同期したり、HyperView、MediaView、HyperGraph の時刻歴アニメーションを同期したりできます。

HyperWorks 13.0 Student Edition に含まれるプログラムの概要は以下のとおりです。

  • モデリングおよびビジュアライゼーション機能
  • HyperWorks Solvers
  • Multi-Disciplinary Design Exploration, Study and Optimization
  • Mathematical Modeling Environment
  • Ideation and Conceptual Design
  • Limitations

 


モデリングおよびビジュアライゼーション機能

HyperMesh、HyperView、HyperGraph のツール間で、Entity Editor やPlot ブラウザ、高度なBuild Plots パネルなどによりデータに素早くアクセスし、複数のエンティティを同時に修正できます。

このリリースでは、多岐に渡るCFD 関連メッシング機能が更新され、メッシュ品質のレビューも行えます。すでに強力な複合材モデリング向けの機能が、さまざまなアップデートと既存機能への手順の追加によって改善されています。

モデルアセンブリ用のツールの進化により、さらに複雑なモデルの処理ができるよう改善されました。

HyperMesh

  • 有限要素モデルを作成・理解するための強力なツール
  • 基本的な有限要素解析(FEA): 初級者から上級レベルまで、あらゆるユーザーが多種多様な解析を実行することのできるユー
    ザーインターフェース(OptiStruct がバックグラウンドでソルバーとして動作します)
  • OptiStruct、RADIOSS、CFD-AcuSolve のユーザープロファイルが含まれる

HyperView

  • CAE 結果の汎用可視化ツール

HyperGraph

  • ユーザーによる拡張が可能なCAE データのプロッティングツール

CAE Result Player

  • CAE モデルおよび結果を共有、可視化するためのHyperView Player プラグイン / スタンドアローンユーティリティ

MotionView

  • 機構システム設計の迅速な構築、解析、改善が可能

HyperCrash

  • 自動車の衝突安全シミュレーション向けに特化したモデリング環境

HyperWorks Collaboration Tools

  • シミュレーションデータの整理・管理

使いやすさ

  • 新しいEntity Editor を使用すると、HyperMesh で効率的にカードを作成および編集できます。エンティティ全体で多くの属性を同時に調整できます。
  • 新しいデックを設定できるようにソルバールールが捕捉され、ツールチップではパラメータの説明がされているので、マニュアルを参照する必要がありません。
  • 同様に、HyperViewではEntity Editor を使用して、複数のエンティティの属性を同時に修正できます。HyperGraph は、カーブの効率的な作成と操作のために、Plot ブラウザと高度なBuild Plots パネルを導入しています。
  • 完全に新しくなったPowerPoint エクスポート機能でレポート作成が容易になりました。
  • HyperWorks Desktop アプリケーションとPowerPoint 間の恒久的なリンクにより、ポスト処理セッションの各パートの更新が行えます。
  • MediaViewでマーカーを追跡して、HyperGraph でプロットを生成できます。

メッシング

  • HyperMesh は、CFD メッシングのために2つの新しいメッシングアルゴリズムを提供します。Octree メッシャー(八分木法ベースのテトラメッシャー)は、実績のあるアドバンシングフロントのメッシングアルゴリズムに代わる迅速で高品質な代替手段であり、CFD アプリケーション以外にも使用できます。また、複雑なモデルを処理できるように、既存のアルゴリズムの滑らかさを組み合わせ、ロバスト性とユーザーコントロールを加えた新しい境界層ジェネレータもあります。
  • Adaptive Wrapper メッシャーは、モデルの詳細を維持しながら、迅速にロバストな方法で複雑なモデルの閉じたサーフェスメッシュを生成します。
  • Quality Index パネルにはパッチチェッカーがあり、ユーザー定義の基準値を満たさない要素がある領域を繰り返しチェックできます。メッシュ修正のさらなる改善により、レビュープロセス全体でこれらの競合を取り除けます。
  • モデルは、ユーザー定義の品質基準によってコンター表示できます。レジェンドにより、革新的な画面上のマニピュレータで表示や基準を詳細に修正できます。
  • モデルチェックのために、重複または交差したパートの検出または特定するためのユーティリティが使用できます。HyperMeshには、2つのメッシュ、CAD とメッシュ、CAD 同士の違いを特定する比較ツールが導入されました。

複合材

  • HyperMesh には、航空宇宙業界固有の多くのツールやプロセスを提供する専用の航空宇宙ユーザープロファイルだけでなく、他の業界向けの複合材アプリケーションも追加されました。
  • すでに効率的な複合材モデリングプロセスに便利なさまざまなアップデートが行われました。改善された積層の表示と処理に加え、方向、要素、材料、積層システムのレビューがHyperMesh とHyperView の両方で可能となります。
  • HyperMesh は、積層の角度偏差とドレーピングによる板厚変化を得られる新しいDrape Estimator を備えています。
  • シェル要素のある複合材解析が十分詳細ではない場合、HyperMesh はシェルモデルを同等のソリッドモデルに変換し、自動的に必要なプロパティを生成できます。
  • HyperView はFree Body Diagrams を生成して切断面での荷重とモーメントを解析する機能を提供します。
  • バーのシステムをプロットすることができ、異なるシステム間で結果を変換できます。HyperWorks SolversHyperWorks のソルバーテクノロジーには、有限要素ベースの線形および非線形構造解析、設計および最適化機能(OptiStruct)、動的な荷重下での有限要素ベースの高度な非線形構造解析(RADIOSS)、熱流体解析(AcuSolve)、およびマルチボディシミュレーション(MotionSolve)が含まれています。設計最適化テクノロジーとマルチフィジックス機能を組み合わせたHyperWorks によってユーザーは、設計開発プロセスを推し進め、高品質な結果に基づいた信頼性の高い決断を下すことが可能となります。

HyperWorks Solvers

HyperWorks のソルバーテクノロジーには、有限要素ベースの線形および非線形構造解析、設計および最適化機能(OptiStruct)、動的な荷重下での有限要素ベースの高度な非線形構造解析(RADIOSS)、熱流体解析(AcuSolve)、およびマルチボディシミュレーション(MotionSolve)が含まれています。

設計最適化テクノロジーとマルチフィジックス機能を組み合わせたHyperWorks によってユーザーは、設計開発プロセスを推し進め、高品質な結果に基づいた信頼性の高い決断を下すことが可能となります。

HyperWorks Solver

  • RADIOSS: 動荷重下での高非線形構造解析が可能な有限要素法ソルバー
  • AcuSolve: 汎用有限要素法数値流体力学(CFD)ソルバー
  • MotionSolve: ユーザーによる拡張が可能な汎用マルチボディシステムソルバー
  • OptiStruct: 線形 / 非線形の構造解析、設計、最適化の機能を備えた有限要素法ソルバー

最適化

シミュレーションによる設計および設計主導の最適化が可能なソリューションでのAltair のリーダーシップを強化するために、多くの新機能が導入されました。

  • OptiStruct のマルチモデル最適化では、共通の設計変数で同時に複数のモデルを実行できます。
  • OptiStruct で外部応答定義にExcel スプレッドシートを使用できます。
  • 最適化の問題のセットアップとソリューションがネイティブRADIOSS 入力フォーマットで可能です。

マルチフィジックス

ソリューションタイプと材料モデルの増加によりHyperWorks のマルチフィジックス機能が拡大します。

  • 超弾性および弾塑性材料でのネイティブの大変位(準)静的解析とサーフェス同士の微小スライディング接触がOptiStructで可能です。
  • OptiStruct は、周波数応答や複素固有値解析のための新しいローターダイナミクスのほか、非線形熱伝導解析も提供します。
  • RADIOSS で、有限体積法ガスモデリング、接触、材料、および要素定式化に関して拡張されたエアバッグモデリングが提供されるようになりました。
  • MotionSolve とAcuSolve によって、マルチボディダイナミクスとCFD の直接カップリングが可能になりました。
  • MotionSolve に、新しい汎用ブッシュモデルが追加されました。

使いやすさ

  • RADIOSS では、ギャップのないソリッド同士の接触モデルのための新しい接触定義(Type 24)が導入されました。
  • AcuSolve はInterpolated Mesh Motion の手法を提供します。
  • 詳細なエラーメッセージ、モデルチェック、結果出力、ドキュメンテーション、チュートリアルにより、全体的な使いやすさが向上しています。

コンセプト設計

solidThinking Inspire

solidThinking Inspire は、設計エンジニア、製品デザイナーや建築家が構造的に効率の良いコンセプトを素早く簡単に作成、検証することを可能にします。Inspire は、荷重を入力として使用し、設計領域内で新しい材料レイアウトを生成することで、設計プロセスを強化できます。本ソフトウェアは習得が容易です。既存のCAD ツール群と機能し、構造パートの設計を初めから支援することで、コスト、開発時間、材料の消費、および製品重量を削減します。

solidThinking Inspire 2014 の主な新機能は次のとおりです。

  • 形状の簡素化 – インプリント、ラウンド、フィレット、穴、ポケットを含む形状で問題のある領域を消去し、簡略化します。
  • 解析 – モデルで線形静荷重解析と固有振動モード解析を検証します。
  • 変位の制約 – 希望する位置と方向で変形を制限するために、モデルに変位の制約を適用できます。
  • スムージングオプション – Inspire でサーフェスモデルを作成し、ジオメトリファイルとしてエクスポートします。
  • 集中質量パート – パート上または空間のポイントに集中質量を作成して結合します。

solidThinking Evolve

solidThinking Evolve は、工業デザイナーがより速くフォルムの展開を行うことを可能とします。初期スケッチのキャプチャーからスタイリングの代替案の探求、製品のビジュアライゼーションまで、リアルタイムで生成されたリアリスティックなレンダリングを用いることができます。Evolve はNURBS ベースのサーフェスおよびソリッドモデリングとConstructionTree と呼ばれる履歴管理機能により、自由局面のモデリングやパラメトリックなコントロールを提供します。solidThinking Evolve 2014 の主な新機能は次のとおりです。

  • 改善されたモデリングツール – より直感的なワークフローのために改善された繰り返しコピーツール、サーフェスコントロールを強化したラウンドツール、よりロバストな変形ツール。
  • 新しい構築支援とシーン管理 – ワークフローをより効率的にするための新規および改善されたスナップ、新しい隔離モード、オブジェクトの非表示 / 表示のよりすぐれた管理、多くの新しいショートカットキー。
  • 拡張されたユーザーインターフェースオプション – 背景イメージをインポートおよびコントロールするために簡素化されたワークフロー、選択肢のプリハイライト表示を有効または無効にするための新しいオプション、よりよくモデル評価を行うためのカーブの可視化を素早く無効にするモード。

複合領域の設計案の探索、スタディ、最適化

HyperWorks の設計探求ツール群は、ユーザーの視野を広げます。“what-if” スタディ、HyperStudy でのシステム動作の理解と最適化、HyperMath での複雑なカスタム計算を実行します。HyperStudy では、バージョン12.0 の更新された製品をベースにして速いペースで開発が継続されています。HyperStudy 13.0 の主な新機能は次のとおりです。

  • 拡張されたモデル定義と新しい強力なParameter Editor による簡素化されたスタディセットアップ
  • Excel スプレッドシートに移植できるトレードオフスタディ
  • ユーザーインターフェースのローカライゼーション。HyperStudy に、日本語、韓国語、中国語、ドイツ語、フランス語が追加されます。
  • 手法設定の表示の削減により簡素化された最適化セットアップ

数学的モデリング環境

HyperMath は、CAE プリポストプロセスに関するデータなど、さまざまなタイプのデータについて、顧客が容易にカスタムメイドの数値演算を開発し、実行することのできる汎用の数値計算環境です。


制限事項

  • 個人が所有するPC でのみご利用いただけます。学校のPC へのインストールはできません。
  • HyperWorks 13.0 Student Edition は、商用目的ではご利用いただけません。企業との共同研究等にもご利用いただけませんのでご注意ください。
  • モデルサイズの制限
    • 構造モデル(RADIOSS と OptiStruct): 10000 節点
    • CFD モデル(AcuSolve): 250000 節点
    • マルチボディモデル(MotionSolve): 20 ボディ
  • サポートしているCAD 形式
    • インポート: IGES、 SolidWorks、 STEP
    • エクスポート: IGES
  • サポートしているFEA 形式
    • インポート / エクスポート: RADIOSS、 OptiStruct、 AcuSolve
  • 有限要素法ソルバーのOptiStruct とRADIOSS は、いずれもHyperMesh のインターフェースからのみ起動できます。
  • Student Edition は、Altair Online Store からのみダウンロードできます。DVD メディアは配布していません。また、サービス更新もありません。
  • プラットフォーム: Windows 64 ビット(Vista、Windows 7)、Windows 8.1 64 ビット(x86_64)
  • ライセンスの有効期限は12 ヶ月です。

学生、教員、研究者向けのテクニカルサポート

担当者が常駐するSupport Forum (英語) を通じてサポートが提供されます。電話やメールによるサポートは受け付けていません。

https://altairuniversity.com/support-forum/


Academic Training Center

日本で開催されるトレーニングにはご参加いただけませんが、追加のトレーニング資料(チュートリアル、ビデオ、プロジェクト)をAcademic Training Center から無料でダウンロード可能です。

www.training.https://altairuniversity.com


日本語の学習教材

HyperWorks のウェブサイトには、HyperWorks FAQ、チュートリアル、インストレーションガイド、リソースライブラリ(動画や資料)、最適化例題、AcuSolve テクニック集、モデル作成例、過去に開催したウェビナー動画等の自習教材を数多くご用意しています。ただし、これらの資料のご利用にはClient Center へ、ユーザー限定のClient としてご登録(無料)いただく必要があります。詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。

www.altairhyperworks.jp/TrainingHome.aspx


Altair のアカデミックプログラムの最新情報

Altair のアカデミックプログラム(お住まいの地域で開催されるワークショップ、トレーニング、ソフトウェア更新、使い方のヒント / コツ、Student Challenges など)の最新情報については、次のWeb サイトにアクセスしてください:

https://altairuniversity.com(英語)

www.altairhyperworks.jp/html/ja-JP/ajp10316.html(日本国内向け)

HyperWorks 13.0 Student Edition と通常のフルバージョンのHyperWorks に含まれるプログラムの詳細については、HyperWorks 13.0 のオンラインヘルプドキュメントをご確認ください。

驚くような充実の内容をご用意しております。

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