プラスチックボトルのダイレクトブロー成形シミュレーション

ブロー成形シミュレーションプラスチックボトルの強度解析における精度は、肉厚分布に大きく左右されます。

1.ブロー成形シミュレーション

より精度の高い強度解析を行う場合には、予めブロー成形シミュレーションを行い、肉厚分布を予測するところから始めます。また、統合CAEソフトウェアのHyperWorksを用いてブロー成形シミュレーションを行うことで、成形時のキャビティ内での挙動やパリソン制御など設計の参考になる結果を得ることができます。

プラスチックボトルのブロー成形シミュレーション(肉厚値コンタ)[/caption]

 

2.ブロー成形結果から構造解析モデルへ

ブロー解析シミュレーションを行い肉厚分布を得ることができました。しかし、ブロー成形用の有限要素モデルそのものでは、各種プラスチックボトルの構造解析を行うことはできません。HyperWorksでは、ブロー成形で予測した肉厚を、構造解析用の有限要素モデルに自動でマッピングするツールが用意されています。

ブロー成形で得た肉厚分布を構造解析用FEモデルにマッピング ブロー成形で得た肉厚分布を構造解析用FEモデルにマッピング[/caption]

 

3.プラスチックボトルの各種解析

詳細な肉厚分布を与えた強度解析用の有限要素モデルができました。次は、プラスチックボトルの構造解析専用ツールであるPackaging CAE Manager (PCM)に読込んで、トップロード解析陽圧・負圧解析、または落下解析を行います。PCMは各種解析設定を自動で行ってくれますので、解析専任者にとってもすばやく、簡単に解析業務を進めることが可能です。

ブロー成形による肉厚分布を考慮したトップロード解析[/caption]

アルテアエンジニアリングは総合CAEソフトウェアメーカーでありながら、包装容器設計の言葉を理解し、P&Gやユニリーバなど業界のリーディングカンパニーと共にさまざまな経験を積み重ねてきました。また、HyperWorksは、プラスチックボトルの解析からプロセス開発など幅広い課題を解析することができるソフトウェアです。

ここにPCMが加わり、CAEを用いた容器開発がさらに導入しやすくなってきました。これからCAEを始めたい設計者の皆さまもぜひ、HyperWorksとPCMを使ってみてください。

 

About Rahul Ponginan

Technical Manager - Academic Program

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