無料eブック – 有限要素シミュレーションの実践

無料eブック日本語版を公開 – 有限要素シミュレーションの実践

学生向けの自習教材、eブックの日本語版を公開しました。 第1弾の内容は「有限要素シミュレーションの実践」です。有限要素法の基礎やシミュレーションの種類といった基礎にはじまり、解析を実行して精度検証を行うまでの手順を解説しています。有限要素シミュレーションをこれから始めたい方や、解析をおさらいしたい方にぜひダウンロードしていただきたい一冊です。研究や制作活動に向けた自習にお役立てください。 ■収録内容 メッシング入門 / 要素の品質とチェック / 線形静解析 / 線形弾性材料情報 / 境界条件と荷重 / モーダル解析 / 線形座屈解析 / ポストプロセス ほか ▼日本語版eBook:有限要素シミュレーションの実践▼ https://altairuniversity.com/ebook-fea-jp/

シェルエコマラソンに出場する世界中の学生チームにAltairのテクノロジーを提供へ

シェルエコマラソンは、学生を対象とした世界屈指の省エネカーレースです。技術の可能性の限界を押し広げることを目指すとともに、学生たちが将来科学の最前線で活躍したい、エンジニアとして新しいものを生み出したいと思えるような、きっかけづくりを目的としています。高校生や大学生からなるチームは、設計や技術を多角的に検討して究極の省エネカーを自らの手で組み上げ、サーキット上でその性能を競い合います。

CAEを取り入れたより良いクルマ作りのための 学生向け無料トレーニング

参加無料 2019年11月9日(土) アルテアエンジニアリング株式会社トレーニングルーム(東京・名古屋・大阪、ウェブ) !参加特典! 外部空気力学シミュレーションソフト Altair Virtual Wind Tunnel の1年ライセンスプレゼント Altairは、解析に興味はあるけど難しそうなので二の足を踏んでいる、モデルは作れるようになったのでもっといろいろな解析に挑戦してみたい、簡単な解析はしているけどさらにレベルアップしたいなど、最初の一歩や次の一歩を後押しするための、学生限定の無償セミナーを開催します。 開発にCAEを取り入れ、より高性能で軽量な、レースで一段上の成績を目指せるクルマを設計しませんか? こんな人におすすめ 車体や部品を、強度を保ちながら軽くしたい 空力特性を考慮した車体やカウルを作成したい とにかくシミュレーションをはじめたい 注意事項: *トレーニングルームの席数には限りがあります。お申し込み状況により同一チームからのトレーニングルームでの参加人数を調整させていただく可能性がございますので予めご了承ください。 *チームで参加の場合も、参加希望者全員の申し込みが必要です。 よくある質問 Q 解析をしたことがないけど大丈夫? A はい、大丈夫です。昨年度も解析未経験の方に多数ご参加いただきました。 Q 自分のパソコンを持参しないといけませんか? A お持ちでない方には弊社でご用意しています。自分の慣れたPCで操作したいという方は、お持ちください。 Q トレーニングで使用するソフトウェアは購入するのですか? A いいえ。Altair Student Editionは、学生であれば誰でも無料でお使いいただけますし、空力のシミュレーションに使用するAltair Virtual Wind Tunnel(Student Editionには含まれていない)は参加特典として無料でプレゼントします。 Q ウェブでの参加方法を教えてください … Read More

HyperWorks Student Editionがインストールできない:license error 15

「HyperWorks Student Editionがインストールできない」というお問い合わせをよくいただきます。 今回はその中の「license error 15」についてご紹介します。 license error 15 <質問> メールに添付されたリンクからダウンロードを行いインストールを行うと、エラーメッセージが出ます。 ほかのソフトもいくつか試しましたが同じようにインストールができません。 <回答> インストーラーのスタート時点で、このようなメッセージが表示される場合、インストーラーが壊れていることが考えられます。 再度、インストーラーのダウンロードをお試し下さい。 画像付きの質問&回答はこちら その他のインストールについてのQ&Aはこちらのユーザーフォーラムを参考にしてみてください。

解析よもやま話 【第28回:非線形解析と対称条件】

コンピュータの能力の向上に伴って構造解析に用いられるFEMモデルも大規模化が進んでおり、とにかく詳細モデルを作って力ずくで計算する、というのが普通になってきています。しかし、計算能力が向上すればその分FEMモデルも詳細化する、といういたちごっこで、計算に掛かる時間はあまり短くなっていないのが実情のように感じています。そんな中で、計算時間を短縮するテクニックの一つとして対称条件を使う、というのはポピュラーな方法です。昔からよく使われていますが、より詳細なモデルでも短時間に結果を得ることができるので、現在でも有用性は高いと思っています。モデル形状も拘束条件も荷重条件も対称であれば、モデルを対称面で切って1/2や1/4にすることで必要なメモリや計算時間を大幅に削減することが可能です。しかし、解析する現象によっては注意する必要があります。それは非線形でしかも不安定な変形が発生する現象の場合です。 >> 続きを読む

解析よもやま話 【第27回:材料の破断と要素サイズ】

解析よもやま話 【第27回:材料の破断と要素サイズ】

今回は、新たに執筆者に加わったアルテアの風雲児、福岡(名古屋在籍、好きな自社製品はHyperStudy)が執筆を担当します。 MultiScale Designer の担当になってからというもの、材料の破断というものを非常に良く考えるようになりました。そして考えれば考えるほど、要素サイズへの依存性が強いということを理解してきました。今回はそのお話です。 もしかしたら皆さんは、材料特性が要素サイズで変わるなんておかしいと言うかもしれません。また、もしかしたら、そんなの昔から分かってるから、要素サイズ 2mm、5mm、10mm ごとに材料カードを用意しているよ、と言う皆さまもいるかもしれません。実はこれはどちらも正しいのです。ヤング率、ポアソン比、応力とひずみの非線形の関係式、こういったものは、とことん大きさの概念を取り除いてあります。ヤング率は、2倍に引っ張って延ばすのに必要な面積あたりの力、ポアソン比は、縦に引っ張ったときに横に縮む割合を難しい式にしたもの、ひずみとは長さの変化率と言った具合です。ですので、これらは要素サイズで違うなんてことはありません。 一方で、材料の破断となるとどうでしょうか?材料の破断とは FEM 的に言えば、要素を削除する、または XFEM で2つに割るような感じにごにょごにょするということです。たとえば、「塑性ひずみ 0.1 のときにシェル要素を削除する」、という破断の基準が要素サイズに依存するかどうか、論理的に考えて見ましょう。この条件は言い換えれば 「塑性ひずみ 0.1 のときに、要素の面積分の穴を開ける」 ということになります。要素の面積は要素サイズに思いっきり依存してしまってますね。 物理的にも考えて見ましょう(図1)。2mm のシェル要素で塑性ひずみ 0.1 というのは、その辺りは平均的に 0.1 だということですから、細かく見ていくと、もっと高いところもあるわけです。もっともっと細かくしていけばもっともっと高いところが見つかるわけです。大きくしていけば、逆にどんどん応力は小さくなっていきます。同じ塑性ひずみで要素を削除してしまうと、細かい要素サイズではすぐ破断してしまい、大きな要素サイズではなかなか破断しなくなります。もし、材料試験どおりの塑性ひずみで破断させてるのに、なかなか破断しない、またはすぐに破断してしまう、と言う場合はこの疑いがあるでしょう。 >> 続きを読む

CAE未経験の学生向け無料セミナー開催

全日本学生フォーミュラ大会、ソーラーカーレース等に参加している学生向けに、世界中の自動車OEM、重工メーカー、電機メーカーなどの開発現場で実際に使われているソフトを使って、車両設計に役立つ最適化・構造解析ソフトInspireおよびモデリング・レンダリングソフトEvolveのセミナーを開催します。 会場は東京、名古屋、大阪のアルテアエンジニアリング各オフィス。CAEやソフトウェア未経験でも心配は不要です。現役エンジニアがお手伝いします。 ウェブで生放送も行いますので、ご興味をお持ちの方はどなたでもご参加ください!   日時:2018年10月20日(土)13:00-18:00(18:00~懇親会) 会場:東京、名古屋、大阪のオフィス内トレーニングルーム(※生放送も行います) 参加費:無料 申し込み締め切り:10月12日(金)   注意事項: *トレーニングルームの席数には限りがあります。お申し込み状況により同一チームからのトレーニングルームでの参加人数を調整させていただく可能性がございますので予めご了承ください。 *チームで参加の場合も、参加希望者全員の申し込みが必要です。   タイムテーブル 13:00-15:00 ブレーキペダルの最適化・構造解析実習 15:00-16:00 休憩、質問タイム 16:00-18:00 Evolveの概要、操作説明(約30分) レンダリング実習(約1時間半) 18:00 懇親会 オフィス内でピザパーティーを企画しています。他チームの方との交流の場としてご活用ください。

工学院大学ソーラーカーWing

HyperWorksを用いた工学院大学ソーラーカーの製作 (連載1回目)

昨年末、NHKの「超絶 凄ワザ!」でも取り上げられ、2017年10月にオーストラリアで開催されたBridgestone World Solar Challengeで、悪天候のために半数以上がリタイアする中、見事7位の成績を収めた工学院大学ソーラーチームの斬新なソーラーカー“Wing”の開発で「なぜ?どのようにHyperWorksが用いられたのか?」を、ブログで詳しく紹介します。 >> 本文を読む

HyperCrashで始めるRADIOSS #01 チュートリアルとデータのダウンロード

RADIOSS の操作方法に特化した自己学習コンテンツを紹介する「HyperCrashで始めるRADIOSS」シリーズの第1回目です。 定期トレーニング「RADIOSS 衝撃解析入門コース」では、設定操作に関する演習を行っていませんので、こちらの動画を使って自己学習を行うことをお勧めします。 HyperCrashで始めるRADIOSS #01 チュートリアルとデータのダウンロード     「HyperCrashで始めるRADIOSS」の一覧はこちら https://altairhyperworks.jp/product/RADIOSS/HyperCrash 追加コンテンツは、Learning Libraryへも追加されます。

解析よもやま話【第24回:塑性変形と破断】

アルテアの中川です。先日荒川河川敷で開催されたフルマラソンの大会に出場してきたのですが、そこで思わぬアクシデントに遭遇してしまいました。ランニングの大会に出たことがある方はご存知かと思いますが、選手は主催者から配布されるICタグをビニタイ(ビニールで被覆された針金)でシューズにくくりつけて走ります。写真1のようなイメージです。コース上には一定間隔(フルマラソンだと通常5キロごと、あとは中間点およびゴール)で測定用マットが置かれていて各選手の通過時刻とゴールタイムを自動計測します。駅の改札と同じ原理ですね。