Tag: 学生フォーミュラ

CAE未経験の学生向け無料セミナー開催

全日本学生フォーミュラ大会、ソーラーカーレース等に参加している学生向けに、世界中の自動車OEM、重工メーカー、電機メーカーなどの開発現場で実際に使われているソフトを使って、車両設計に役立つ最適化・構造解析ソフトInspireおよびモデリング・レンダリングソフトEvolveのセミナーを開催します。 会場は東京、名古屋、大阪のアルテアエンジニアリング各オフィス。CAEやソフトウェア未経験でも心配は不要です。現役エンジニアがお手伝いします。 ウェブで生放送も行いますので、ご興味をお持ちの方はどなたでもご参加ください!   日時:2018年10月20日(土)13:00-18:00(18:00~懇親会) 会場:東京、名古屋、大阪のオフィス内トレーニングルーム(※生放送も行います) 参加費:無料 申し込み締め切り:10月12日(金)   注意事項: *トレーニングルームの席数には限りがあります。お申し込み状況により同一チームからのトレーニングルームでの参加人数を調整させていただく可能性がございますので予めご了承ください。 *チームで参加の場合も、参加希望者全員の申し込みが必要です。   タイムテーブル 13:00-15:00 ブレーキペダルの最適化・構造解析実習 15:00-16:00 休憩、質問タイム 16:00-18:00 Evolveの概要、操作説明(約30分) レンダリング実習(約1時間半) 18:00 懇親会 オフィス内でピザパーティーを企画しています。他チームの方との交流の場としてご活用ください。

工学院大学ソーラーカーWing

HyperWorksを用いた工学院大学ソーラーカーの製作 (連載1回目)

昨年末、NHKの「超絶 凄ワザ!」でも取り上げられ、2017年10月にオーストラリアで開催されたBridgestone World Solar Challengeで、悪天候のために半数以上がリタイアする中、見事7位の成績を収めた工学院大学ソーラーチームの斬新なソーラーカー“Wing”の開発で「なぜ?どのようにHyperWorksが用いられたのか?」を、ブログで詳しく紹介します。 >> 本文を読む

解析よもやま話【第24回:塑性変形と破断】

アルテアの中川です。先日荒川河川敷で開催されたフルマラソンの大会に出場してきたのですが、そこで思わぬアクシデントに遭遇してしまいました。ランニングの大会に出たことがある方はご存知かと思いますが、選手は主催者から配布されるICタグをビニタイ(ビニールで被覆された針金)でシューズにくくりつけて走ります。写真1のようなイメージです。コース上には一定間隔(フルマラソンだと通常5キロごと、あとは中間点およびゴール)で測定用マットが置かれていて各選手の通過時刻とゴールタイムを自動計測します。駅の改札と同じ原理ですね。

【学生フォーミュラ】福井大学 – アップライトの剛性と軽量化の両立

福井大学フォーミュラカー製作プロジェクト(FRC)は、第15回大会に参戦した車両FRC17でInspireを活用し、アップライトだけで合計1360gの軽量化に成功。ベルクランクなどの剛性と軽量化の両立が必要な部品にも使用しました。 導入のきっかけ、決め手など 第14回大会の企業ブースにて実際にInspireのデモを拝見したことがこのソフトウェアを知るきっかけでした。私たちはその年、初めてアルミ製のアップライトを製作したのですが、他大学と比較して重いという課題がありました。そのためInspireの剛性を保ちつつ肉抜きの最適化できるという機能に大変興味をひかれました。 >> 続きはこちら

【シェルエコマラソン】ネルソンマンデラ大学 – エコカーの軽量設計

シェルエコマラソンのガソリン部門で優勝歴のあるネルソンマンデラ大学のエコカーチームNMMU Eco Carの取り組み。 エコカーの軽量設計   Altairのソフトウェア、HyperMeshやsolidThinking Inspireを使って車両の軽量化に成功しました。 新しい学習アプローチ   学生を最先端の技術に触れさせるため、エンジニアリング学習をオンラインに移行し、学生、教育機関、産業界に提供するという新たなアプローチを紹介します。

【世界の学生フォーミュラ】ドレスデン工科大学 – ステアリングコラムマウント開発

MICHAEL SÜß氏はドイツにあるドレスデン工科大学 (Technische Universität Dresden)の研究員であり、現在、電子ビーム積層造形の設計ガイドラインに関するPh.D.に取り組んでいる一方、接着技術、材料科学、および製造技術の分野における欧州トップレベルの研究機関フラウンホーファーIFAMとも協力して研究を行なっています。 Süß氏が研究の一環で設計の助手を探している際、自身が学生時代に所属していたフォーミュラチームのことを思い出しました。「私は以前学生フォーミュラチームに所属していたので、今のドレスデン工科大学のフォーミュラチームに貢献したいと思いました。そこで、ドレスデン工科大学のELBFLORACE Electricフォーミュラチームに連絡し、現在プロジェクト論文を作成していて私の研究に協力してくれる生徒がいないか尋ねてみました。」これが、Süß氏とドレスデン工科大学の学生Lucas Hofman氏の出会いでした。 Süß氏とHofman氏は、現在の車両部品のうち、電子ビーム溶解法による製造に最も適しているものを検討し、最終的にステアリングコラムマウントを再製造することにしました。Hofman氏は次のように述べています。「現在のステアリングコラムマウントはそれぞれ異なる角度で交わる4つの部分で構成されているため、5軸自動切削機で製造することが非常に困難です。その解決策が、4つの異なる圧延アルミニウムを互いにボルトで結合して1つにまとめるという手法でした。アップライトなど、他の部品も積層造形で再製造する対象として検討しましたが、ステアリングコラムマウントが最大の性能向上と軽量化を達成できそうだと判断しました。」   設計プロセスにおけるsolidThinking Inspire Süß氏は国際的見本市Euromoldで行なわれていたワークショップで、Hofman氏は大学の学生フォーミュラワークショップで、二人はそれぞれ違う方法でsolidThinking Inspireについて知る機会があり、ともにソフトウェアの使いやすさに感動しました。Süß氏は次のように述べています。「PolyNURBS機能は操作が簡単で、最適化の結果を基に、製造用の部品形状の作成が素早くできるので、とても気に入っています。これまでは最適化を用いた再設計には複数のリバースエンジニアリングツールが必要とされ、作業が困難でした。今はInspire1つですべてできます。」最適化やPolyNURBS機能だけでなく、Süß氏とHofman氏はInspireに統合されている解析ツールの有用性についても評価しています。 電子ビーム溶解法を使用して部品を製造する予定であったため・・・ PDFで全文を読む

Auburn大学のフォーミュラSAE車両の複合材シャーシとモノコックのデザイン最適化

フォーミュラSAEは学生が自ら構想、設計、製作したフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを競争させる大会です。出場チームは大会に向けて約1年間、車両の設計、製作等の準備を行います。車検、静的審査(コスト・プレゼンテーション・デザイン)および動的検査(スキッドパッド・アクセラレーション・オートクロス・エンデュランス・燃費)の審査により、ものづくりの総合力を競います。

Inspire日記【第5回:キーボードショートカット】

こんにちは。アルテアでインターンをしています辻です。 今回はキーボードショートカットを見ていきます。   Inspire日記第3回で紹介したチュートリアルにキーボードショートカットがちょこちょこ登場していますが、まとめてある一覧がヘルプページにあります(基本操作>キーボードショートカット)。 その中でも私がよく使うものがこちらです。↓ … 続きを読む

Inspire日記【第4回:マウスコントロール】

こんにちは。アルテアでインターンをしています辻です。 今回はマウスコントロールについてお話します。 Inspireを試しに色々操作しているとき一番トリッキーに感じたのがマウスの操作です。 左クリックで選択、スクロールでズーム、右ドラッグで回転は推測できたのですが、平行移動の操作がなかなか分かりませんでした。(前回のInspire日記で紹介したチュートリアルStep 3.の存在を知る前の話です。) そこで、solidThinkingのサポートを見ていたところInspireの機能が説明されている場所を発見しました(www.solidthinking.com>サポート>チュートリアル>solidThinking Inspire 2017 Self Paced Training)。すべて英語ですが、とても丁寧にひとつひとつの機能が書かれていて1から自分でInspireを学ぼうとしている私には大変便利なガイドでしたのでぜひ見てみてください。↓ その中にはずっと分からなかったマウスコントロールについてもきれいにまとめて記載されていました。以下がその日本語版です(簡単に作ってみました)。 … 続きを読む